【第4話】「名探偵コナン」を数年間見ていない男が、安室透さんの魅力について『ゼロの日常』を読みながら考えてみた / スーパーの鬼編

いま日本でもっとも女性にモテる男といえば、安室透さんをおいて他にいないだろう。しかし、なぜそんなに人気なのか? その秘密を探るべく、「名探偵コナン」を数年間見ていなかった私(あひるねこ)が、公式スピンオフ『ゼロの日常(ティータイム)』をただ普通に読む──。それがこの連載だ。

安室さん知識ゼロだった私も、これまでのお話によって降谷零・安室透・バーボン、それぞれの表情をなんとなくだが理解できた。ようやくスタートラインに立てたような気分である。さあ、今週号では “どの” 安室さんが登場するのだろうか?

・今週の安室さん

1話は安室、2話でバーボン、そして降谷が初登場した先週の3話。では今週は? サンデーをペラペラとめくっていくと、そこにはエプロン姿で店先を掃除する安室さんの姿が。……はいっ、ポアロ回来ましたー。おそらく今回は平和でーす。というわけで第4話、張り切っていってみよう。

・第4話を読んでみた

梓と一緒に業務用スーパーを訪れた安室さん。おや? もしかして4話目にして初じゃないか? シャツ以外の服を着た安室さんは。にしても Tシャツを重ね着って、普段は意外と若々しいファッションなんですね。風見に対しては40オーバーのような上司ぶりを発揮していたのに。

・ちょっとした疑問

そう、たとえ年上だろうと遠慮なくパシリに使う一方で、年下の梓にはキッチリと敬語を使ったりと、各モードでギャップが激しすぎる安室さん。疑問なんだけど、たまにうっかり間違えて、風見に敬語を使ったりしないのだろうか?

また、オクラが緑色のネットに入ってる理由だの、どのレジに並ぶのが一番早いだの、割とどうでもいいことを嬉しそうに語る梓に対し、「梓さんは物知りですね!」「名推理です梓さん……」と、いちいち褒めているが、たまに間違えて「余計なお喋りは仕事の邪魔だ」とか言っちゃわないのだろうか? 器用な男である。

・欄外の名文

余談だが、今週はページ外に書かれた「あらすじ」の文章に笑わせてもらった。以下でご紹介しよう。

「この物語は正義を執行すべく、トリプルフェイスのいずれかの姿で暮らす男の記録である。」

いや言い方! 「いずれかの姿で」って、雑さが絶妙かよ!! まあ、これは安室さんのせいというより編集のせいだが、このユルさこそが『ゼロティー』らしいと言えなくもない。そう考えると、このあらすじも、なにやら名文に見えてくるではないか。

・まさに鬼

話に戻ろう。というか、ここからが本番だ。残り一つのカラスミをおばちゃんと取り合う梓を見て、安室さんが取った行動はなかなか衝撃的であった。まず、カラスミの在庫確認を店員に頼む安室さん。ここまでは普通だ。

しかし、過去の経験から、このスーパーが “品切れ” と “欠品” という二つの言葉を使い分けていることを把握。「研修中」という名札を見て、この店員がそこを失念している可能性まで考え指示を出す安室さんは、さながらスーパーの鬼である。そしてぶっちゃけると、やや気持ち悪い。

・さすがです

だが、カラスミを無事ゲットした挙句、そのおばちゃんをポアロに呼び込むことにまで成功しているあたり、さすが時代の頂点に立つ男としか言いようがないだろう。そう、安室さんなら許されるのだ。バイトより店の内情に詳しくても OK なのだ! これこそが、日本一モテる男の在り方なのだ!! 今週も非常に勉強になりました。

そういえば、映画『名探偵コナン ゼロの執行人』の興行収入が75億円(!)を突破したんだとか。この数字はきっと安室さんの影響もあるのだろう。そろそろ私も、劇場に足を運ぶことを考えないといけないのかもしれない……。

執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.


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