【ここまで進化していた】ビーガングルメフェスで「肉っぽいもの」を食べてみた結果 → これはもはや肉!

肉が好きだ。肉を食べないと死ぬ……わけではないかもしれないが、肉のない人生を想像するのは辛すぎる。最近よく耳にするようになった『ビーガン』とは、簡単にいうと「ベジタリアンよりも厳格な菜食主義者」のことをいう。

ビーガンの人たちは肉どころか卵や乳製品も食べないらしい。それってつまり我慢しているのか? それとも本当に食べたくないのだろうか? 気になっていた折、ビーガンたちが集う『ビーガングルメ祭り』が開催されるとの情報をキャッチした。

食肉をやめるつもりはないけれど、祭りに行っちゃいけないってワケじゃないわよね! と、いうことで行ってきた。

・グルメフェス初体験

4月21日(日)の木場公園(都内江東区)は快晴。絶好のフェス日和である。広い公園内で1カ所だけ人であふれているのが祭り会場だ。

会場内には74もの出店があるという。今日は胃袋の限界まで人気グルメを食す決意だ。でも種類が多すぎて迷うなぁ……私はスタッフの方にオススメをたずねてみた。すると「いま行列ができている店は恐らく13時には全て売り切れます」という予想外の忠告を受けてしまう。

スタッフの方のアドバイスを短くまとめると「どれでもいいからモタモタせず行列に並べ」ということらしい。時計を見ると11時前。開場から1時間もたっていないが……とりあえず言われたとおり行列のできていたハンバーガー店に並んでみることに。

私が商品を購入できたのは、それからなんと2時間後のことであった。人気のグルメフェスの場合、ディズニーランドくらい効率よく回らないと大変なことになる。ちなみに蚊がいて行列中に刺されまくったぞ! 野外はもう夏だ。今後グルメフェスへ行く人は注意してほしい。

・完全に肉

それはさておき、どの店でも共通してフードの詳細な原材料が表示されていた。意識高い!

どうやら大豆、おから、芋などの炭水化物で肉を再現しているようである。

『TERRA FOODS』という店で注文した『クラシック』ハンバーガーは1000円。パティの見た目は完全に肉である。

味も完全に肉だ!

肉ではあるけど牛や豚や鳥じゃないような……ちょっとクセのある味だ。何の肉かは分からなくても、肉であるということ自体はほとんどの人が疑わないと思う。もし「トナカイだ」とか言われたら恐らく信じてしまうだろう。

また、行列に並んで購入した『ラビングハット』の串焼きと、餃子に使用されている代替肉も凄いクオリティだ。「ムネ肉っぽさ」「モモ肉っぽさ」「加工肉っぽさ」まで再現できるところまで進化しているとは……。

この日イベントのテーマは『植物性代替肉』ということで、肉(をイメージしたもの)を使ったフードが多かったが、『オーガニックビール』『オーガニックコーラ』も販売されていた。

人工甘味料、着色料、保存料などを一切使用せず作られていてとっても健康によさそう! コーラというよりニュータイプの炭酸飲料といった味だ。

・「ビーガン」とは生き方のことなのだな

14時を過ぎると「完売しました」の張り紙が目立つようになってきた。これ以上の食べ歩きをあきらめ、物販ブースをのぞいていると目についたのは『肉不使用』のペットフード

ムムム! もともと肉食であるはずの犬や猫に代替肉を食べさせる? 人間が美容や健康のために菜食をするのは自由だが、ペットたちは「美しくなりたい」とは思っていない気がするけど……?

その答えのヒントがパンフレットに記されていたので一部抜粋する。

『牛肉100グラムの生産にあたっては、豆腐生産の25倍の温室効果ガスが排出されており、世界の肉・乳製品を生産する畜産を全て停止すれば、世界の70%以上の農場が不要になり、この面積を自然の環境に戻すことができると言われています』

考えてみれば今の都市部において、ペットの犬や猫が自力で獲物を捕獲することは不可能に近い。だからペットフードを作る → 牛や豚を育てなくてはいけない → さらに自然が破壊される → ますますペットは自力で生きられなくなる。

メチャクチャ人工的に思える代替肉フードを食べさせることが、結果としてペットたちが自然に近い環境で暮らすことにつながるという理論……なるほど……一理あるっ……!

パンフレットには続けてこうある。

『もちろん、そんなことは現実的ではありませんが、「植物性代替肉」を食べる機会を通じて、美味しさと楽しさ、そして環境問題を身近に考えるきっかけとしていただく場になれば幸いです』

ビーガンといえば極端な「動物愛護」や「健康志向」といったイメージを持つ人もいるかもしれないが、これはそう単純に定義できるものではなさそうだ。ビーガンとは食べ物に限らず、ライフスタイル全体を指すと考えるべきだろう。

・代替肉料理を作ってみた

さて、その会場内で『大豆まるごとミート』(400円)という乾燥の代替肉を購入してみた。

5〜10分茹でて洗えばあとは調理するだけ。

茹でると3倍ほどにふくらむので牛や豚肉より割安かもしれない。

簡単に作れて、味も見た目もかなり肉に近い! クセがなくて、少しだけ油揚げっぽくもある。完全菜食とまではいかなくても、お肉を食べ過ぎている人やダイエット中の人は大いに試してみる価値アリだ。

次回の『ビーガングルメ祭り』はGW中の5月5日に名古屋、東京では9月に開催予定。今回紹介した以外にもカレー、牛丼、スイーツなどの多彩なビーガングルメが目白押しである。事前に行きたい店をチェックし、なるべく早い時間から向かうことを強く推奨したい。

参考リンク:ビーガングルメ祭り
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.


Source: ロケットニュース24