【伝説の立ちそば】創業119年! 日露戦争より前から続く桜木町『川村屋』の名物「とり肉そば」が令和でも通用するウマさ / 立ち食いそば放浪記:第163回

100年。言葉にするとひと言だが、それは世界が変わるには十分な時間だ。以前の記事で創業100年以上の東神奈川『日栄軒』をレポートしたが、今回訪れた立ち食いそば屋はなんと創業119年

今から119年前と言えば1900年。第一次世界大戦どころか日露戦争よりも前だ。飛行機さえまだ登場していない時代。日本は明治時代である。つまり、近代日本と共に歩んできたそば屋と言っても過言ではない。そんな歴史的そば屋の名物は令和にも十分通用する味だった。

・桜木町駅出口すぐ

そば屋の名前は『川村屋』という。JR桜木町駅を見守るように佇むこのそば屋。佇まいは新しく見えるが、明治・大正・昭和・平成と4つの元号をまたいだ味はいまだ飽きられる気配はないようだ

その証拠に、私(中澤)が訪れた際も席は満席。昼前なのに、びっちり埋まっていた。名物の「とり肉そば(税込370円)」の食券を購入しカウンターで渡すと、おばちゃんがすぐにそばを出してくれる。

・こういうので良いんだよ

色の濃いつゆとそばに、とり肉が乗せられたこのそば。値段も含め気張りすぎていないところも良い。こういうので良いんだよな。ちょうど空いた席に滑り込み、食べてみたところ……

コク深い甘みのあるつゆ。ストンと心に落ち着くような味だ。そばにもつゆの味がしっかりとついているので、そばをたぐる手が止まらない。

とり肉は特に豪華なわけではないが、その旨みはしっかりつゆに染み出している。ほー、いいじゃないか。こういうのでいいんだよ。こういうので。

119年と聞いてついつい構えてしまったが、その味は至極立ち食いそば然としたもの。桜木町駅の人々の息づかいを感じた。いつの時代も変わらない良さ。それはきっと新時代・令和にも引き継がれていくことだろう。

・今回紹介した店舗の情報

店名 川村屋
住所 神奈川県横浜市中区桜木町1-1
営業時間 6:30~20:00
定休日 無休

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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Source: ロケットニュース24