【Android】ソニーの『Xperia 1』は初夏に発売予定! 国内初披露された新型のファーストインプレッションをお届け

Android派のみんな、朗報だ! 2019年2月にバルセロナで開催された「MWC19」で発表された『Xperia 1』のことはご存知だろうか。そう、ソニーの新型Xperiaである。国内での発売はいつになるのか、発表を心待ちにしていた方も多いだろう。

本日2019年4月16日に報道関係者を集めて開催されたプレゼンテーションによると、発売は初夏の予定。また会場では実機に触れることができた。限られた時間ではあったが、可能な限り気になるポイントをいじり倒してきたので詳細をお伝えするぞ!

・細長いヤツ

概要については、2月の発表からすでにいたるところで報じられているので把握されている方も多いかもしれない。一応簡単に触れると、高さ167ミリ、幅72ミリ、厚さ8.2ミリ、重量は約178グラム。CPUは「Qualcomm Snapdragon 855」で、バッテリーは3200mAh。

現在の最新機種である『XZ3』とサイズを比較すると、幅はほぼ同じままで高さが1センチ弱大きい。一方で厚さは1ミリほど薄く、また重量は約13グラムほど軽い。

バルセロナにて公開された映像では「なんか細長いし微妙じゃね?」などと思っていたが、実機に触れてみると、縦長の画面はむしろ見やすい印象。また、13グラムというのは数字でみるより実際の差は大きいようで、『XZ3』よりも明らかに軽い

また『XZ3』は側面がカーブしており、断面図的には流線型を描いている。空気抵抗が少なそうで、水切りをしたらいい記録が出そうな形状だ。

しかしスマホを使用中に空気抵抗を気にする場面は今のところ無いし、10万近くするスマホで水切りする予定も無い。ぶっちゃけ、流線型フォルムによるメリットは今のところ皆無

むしろ持ちにくいので、筆者はバンパー型のスマホケースを装着して側面を平らにしたレベル。しかし『Xperia 1』では従来の『XZ1』や『XZ2』などと同じような形状に戻っている。そのままでしっかり手に馴染むし、ソシャゲなども安定してプレイできるだろう。

議論を呼んだ指紋センサーの位置も、背面から側面に戻っている。ただし『Xperia 1』の指紋センサーは電源ボタンと分離。その辺りをどう感じるかは人それぞれだろう。会場で実機に触れてみたが、この点において個人的には何の問題も感じなかった。

・めっちゃいい感じなカメラ性能

そろそろ肝心の中身について踏み込んでいこう。なお、ここで紹介する『Xperia 1』の情報は、あくまでもグローバル版。国内向けモデルとは仕様が異なる可能性もあるので、その点についてもご了承いただきたい。

まずはカメラ性能から。カメラの数は3つで、それぞれ16mm F2.4 12MP の広角、26mm F1.6 12MP の標準、そして52mm F2.4 12MP の望遠レンズが搭載されており、シャッタースピードは1 / 4000秒 ~ 30秒、ISO感度は64 ~ 3200の間で設定可能。

広角も嬉しいが、個人的に望遠側が搭載されているのはかなり嬉しい。スマホでの撮影において、広角側で困ることはまず無いのだが、もう少し寄りたいときは意外とある。そこを画質が低下するデジタルズームではなく、光学的に解決してくれたのはポイントが高い。

また、ソフト面での強化についても無視できないのが「瞳AF」の実装である。「瞳AF」とは、ソニーを始めとするデジタルカメラに搭載されている、人物の瞳にオートフォーカスする機能のこと。

会場ではモデルさんを起用し、「瞳AF」のデモンストレーションも行われていたが、迷いもラグも無く瞳を検出していたのにはなかなか感動した。昼間や証明下でのポートレートではかなり便利だろう。ただし、暗所での検出力についてはわからない。

ソフト面についてもう一つ特筆すべきポイントが「Cinema Pro」という、映画風に撮影できる機能だ。21:9 のアスペクト比で、映画と同じ24fpsで4K、HDRで動画を撮影できる。なんならこれでちょっとしたPV撮影なども可能な気がする。

・ホーム画面のカスタマイズ性

次に『Xperia 1』において大きな変更があったのが、ソフト面での操作だ。『XZ3』までは、たとえAndroid 9でもナビゲーションバー(画面下の三角、丸、四角の部分)は従来のままだと思う。

これが、『Xperia 1』はデフォルトでAndroid 9用の、楕円形のボタンが1つ表示されているだけのものに変わる。操作の仕方としては、この楕円ボタンを少し上にスライドさせると、タスク一覧が表示されるような感じだ。

最初は違和感があるかもしれないが、ぶっちゃけ実機をいじっているうちに慣れてしまったので、多分そんなに問題になる変更点ではないと思われる。

それよりも個人的に重大なのが、ホーム画面のカスタマイズ性が下がった点。今までは「設定」の「外観」から、グリッドサイズの変更や、画面切り替え時のアニメーションを選択することができた。しかし『Xperia 1』からはどちらも消えていた

・マルチウィンドウ

また『Xperia 1』のウリの一つに、縦長の画面を生かしたマルチウィンドウがある。これまでの機種でもできたが、『Xperia 1』からは専用のアプリが搭載される。

なお『XZ3』では画面下の四角いボタンを長押しすることで、いつでもマルチウィンドウにすることができた。しかし『Xperia 1』ではそもそも四角いボタン自体が消える。大きい画面でマルチウィンドウの視認性は上がったが、操作性は少し下がった気がする。この点は今後に期待したい。

・開発者向けオプションやスリープの設定について

その他について、かなりマニアックな部分に踏み込ませていただこう。まず開発者向けオプションについて。恐らく会場の展示機で開発者向けオプションを開放し、質問をぶつけたバカは筆者くらいと思われる。

開放の方法は従来のアンドロイドと同じ。スタッフに根掘り葉掘り聞いてみたが、今回その部分についてはいじっていないとのことだった。

一応筆者の方で『XZ3』と『Xperia 1』で、開発者向けオプションのメニューを見比べてみたところ『Xperia 1』の方では「画像の色モード」という、通称「sRGBモード」の項目が消えていた。

また『XZ3』でも消滅していた、画面を「スリープにしない」設定は、『Xperia 1』でも相変わらず消えたまま。『Xperia 1』のスリープの設定は最短で15秒。最長で10分までとなっている。これは有機ELディスプレイである以上仕方が無いのだろう。

ということで、駆け足気味に実機に触れて感じたことや、チェックした点をお伝えしてきたが、いかがだっただろう。なお、リズムゲームなどで死活問題となる画面のタッチレスポンスや、主だったソシャゲのプレイフィールについては残念ながら不明だ。発売予定の初夏までそう時間も無いので、恐らくはまたどこかで触れる機会があるだろう。ソシャゲについてはその時に試したい。

Report:江川資具
Photo:RocketNews24.


Source: ロケットニュース24