「絵が下手な人」は半年でどこまで上手になれる? 素人がイラスト教室に通ったらこうなった

諦めたらそこで試合終了ですよ? これは漫画『スラムダンク』に登場する安西先生の名言だが、実を言うとバスケ以外にも通じる。何事も諦めてしまったらそこで終わり。わずかでもあるはずの可能性を生かすも殺すも自分次第なのだ。

──と今ではそう思えるようになったが、半年前まで筆者(私)は「イラスト教室」という新しい一歩を踏み出せずにいた。何しろ学生時代に美術の成績が悪かったし、三十路オーバーで学ぶ上に周りの生徒が若すぎると気まずい……と不安だったからだ。

しかし、絵が上手くなりたいと願うならやることは1つ。お金を払ってプロに教えてもらうしかあるまいと、勇気を出してイラスト教室の門を叩いた。

・イラスト教室でどれくらい上達する?

2018年10月から年末年始を除く毎週土曜日の2時間、私はイチからイラストと向き合い続けた。顔の描き方にはじまり、全身のバランス……細かい体のパーツなどを教わると、最近では背景などを含めた絵をヘタクソながら描けるようにもなった。

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手、奥が深い

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ズブの素人からスタートしたこともあって、とにかく先生の話すべてが目からウロコ。細かいところまで意識が向くようになり、何気なく読んでいる漫画など、プロとしてご飯を食べている人は本当にスゴいなと思ったものだ。で、肝心の上達具合だが、どれくらいになったのかというと……今は自信を持って上手くなっていると言える。

・ミンティア本田で比較

というのも、昔であれば「誰?(笑)」なんてこともしばしばだったものの、最近だと「似てる」と言われる機会も増えた。まぁ、決して安くないお金を払っているのだから上手になっていないと困るのだが、プロに教わると気づきにくいところまで指摘してもらえるから自分でも成長を実感できた。

そして私のバロメーターが「ミンティア本田」こと「ミンティアを持った本田圭佑選手」。これまで節目になると必ず描いてきたので今回も描いてみた。まずは初期のミンティア本田。なんというか論ずるに値しない出来だ。

しかし、イラスト教室へ通い始めると徐々に変化があった。1カ月が過ぎた頃には、ミンティアを握る手あたりにも改善が見られる。とはいえ、まだまだミンティアの存在感に頼るしかない。

3カ月が経過。このあたりから自信を持ち始めたが、同時に謎の迷走も始まる。タモさんっぽくなったかと思えば……

逆にヘタクソになった(つд⊂)エーン

だが!

ついに半年後!!

あ、あまり上手に描けていない……

からの〜

本田選手と分からなくはないといったレベルだろうか。小物(サングラス)がまだまだではあるが、最初の頃に比べると伸びしろを感じる。元がダメな私がそこそこ上達したので、「絵が下手な人」がイチから勉強したら「それとなく分かるレベル」には達するだろう。たぶん。

・何かを学ぶことに年齢は関係ない

イラスト教室の全日程を終えた今、最後までやりきったことに満足している。そして絵以外に勉強することもあった。10〜20代前半(多分)の生徒たちが多いなか、白髪頭のおじいちゃんが教室を体験しに来たことで何かを始めるのに年齢は関係ないとハッとさせられたのだ。

たまに行くのが面倒なときもあったが、あっという間の半年間。それぞれが目標を持って絵を学びに来ていた姿……日常に埋もれた光景を見ることができただけでも十分な収穫だった。そして少し上手な絵が描けるようになったことは、今後の人生のどこかで役立つこともあるかもしれない。今ではこう思う。最初からダメだと決めつけ、諦めなくてよかった──。

イラスト・執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.


Source: ロケットニュース24